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新潟日報 折り込み「健康アドバイス」寄稿

ミニコミ紙『るーと』

NIC新潟西地区会発行のミニコミ紙『るーと』は毎月1日発行です。

その中にある「健康アドバイス」のコーナーに、にいがたヨガ協会の井浦が情報提供をさせていただきました。

寄稿回は、2024年11月1日発刊号、12月1日発刊号、2025年1月1日発刊号です。

折り込みされない地域の方はぜひこちらでもお読みいただけるようにしますので、これから3か月ぜひご覧ください。

第1回目のテーマは「ヨガと健康」です! そのまま~('▽')

11月号 ヨガと健康

ヨガをすると健康になるらしい・・・本当ですか?

●ヨガのあるある話●

「ヨガは体にいいんですよね!腰、痛いの治りますか?でも体が硬いからダメですよね…」
始める前は皆さんこんな会話が多いです。

しばらくすると「気づいたら腰なんだか良いみたい。それによく眠れるようになったし、ほら、首が回るようになったの!」と、
腰痛だけでなく他にもたくさんの症状があったのね~ となります(笑)
腰痛を治すために始めたヨガでしたが、良くなったのは腰だけではないようです。

さて、ヨガで何が起きたのでしょう?

ヨガとは

ヨガの体操は「ハタヨガ」といって、“ハ”=太陽、“タ”=月、つまり両極のバランスの中で生きることを表します。

朝起きて活動する、夜眠って回復をする。
食事を摂りエネルギーをもらい、排泄する。
息を吸って吐く、、、そんな人間の体の原点に戻るのがヨガです。

そしてこれらはすべて繋がっているということを知ることです。

日光を浴びると夜眠りのホルモンが出る、
体調によって食べたいものが変わる、
ビックリして息が止まる!落ち着こうとしてフーっと吐く。

心と体はつながっていて、1人の人間が常に変わりながら、周りの環境も常に変わりながら、たくさんの生命が一緒に生きています。

体のつながり

さて、腕をバンザイしてみて下さい。
肩イタタ、大丈夫ですか?
「だんだん上がらなくなってきて・・・」という人も多いですよね。

この時使っているのは肩の筋肉だけではありません。
腕、胸、背中、お腹、全身すべてが繋がり関与します。

試しに次の2つをやってみましょう。

①お腹の力を緩めたまま腕を持ち上げる
②下腹をスッと伸ばして、軽く胸をはって、腕を持ち上げる

どちらが軽く上まで持ち上がりましたか?
もしこれを重いやり方で使い続けると肩が悲鳴を上げてしまいます。
これが健康な体が発する声。
痛みは悪者ではなく自分の体に備わった素晴らしいメッセージ機能!
しっかり受け取り自分の体と“繋がりの対話”をしましょう。

「健康」とは、ケガや病気がないことではなく、回復しようとする人間本来の姿であることです。

ヨガの呼吸法

ヨガは鼻呼吸です。
いいこといっぱいありますよ

・粘膜が微細な異物を取り除き、キレイな空気を取り込める
・外気を一瞬にして肺に最適な温度・湿度にして送り込める
・頭の熱をひんやり冷ましてシャッキリ
・一酸化窒素が増え血流に良い効果

もっと言えばもっとあります。

ヨガでは吸う息、吐く息、止める息、右鼻、左鼻、すべてに意味があります。
長くなるのでそこは割愛、、、

さあ今度は呼吸筋を活性しましょう!

先程のように両腕を上げた状態で息を吸ってよく伸びて、そのまま吐きます。
お腹を丸めず長―く伸ばしたまま最後までしっかり吐き切ります。
左右片方ずつやるのも◎。
呼吸に関わる組織を”まるっと”活性できます。

このようにいろんな体操や方法を使いながら
ヨガはどこか1つだけではなく、全身を
その人本来の自然な姿に向かわせるから
結果としていろんな良い効果が現れるということがあります。

次回も実践を交えたヨガと健康のお話をします。
どうぞお楽しみに☆彡

12月号 ハタヨガの実践

ヨガといってもいろいろある

私達は、ヨガといえば体操を思い浮かべます。
インドでは瞑想です。
さらに歌ったり踊ったり、書物を読んだり、奉仕をしたり、いろいろあります。

私達が良く知る体操のヨガはハタヨガと呼ばれる生理的ヨガ、つまり体の原理を追求する「操体法」です。

その中でもリラックスしたり激しく動いたり、いろいろあります。
呼吸ばかりして心や体を整えることもあります。
心と体は一体なので、心も体もコントロールして元気になります。

心の元気がないと体に影響が出てきますが、反対に体を元気にしておくことが心を元気にしてくれます。
ぜひ簡単なヨガの体操を行ってみて下さい!

呼吸にもいろいろある

呼吸は、自分がしようと思わなくてもずっと続いています。
自分だけで完全にコントロールできるものではありません。

だからこそ、呼吸に意識を向けることは与えられた「自分の生命」に意識を向けることそのものです。

吸って吐く、これだけ。

吸う息は+(陽)、吐く息は-(陰)です。

例えば、緊張している時は[陽]の状態で吸う息が高まるので、反対に息を吐いて整えてみたり、ため息ばかり出るような[陰]の時にはいっぱい吸ってみたりするといいですね。
知ってコントロールすることがハタヨガの楽しいところです♪


吐く息)落ち着き、くつろぎ、古いものを出す
吸う息)緊張感、積極的な心を作る、新しいものを取り入れる


さらに、ご長寿ホルモンともいわれる「セロトニン」は、深い呼吸をしたときに活性されますので、せっかくなら長~い息をして“長生き”しましょう!


■8:8の呼吸■
8数えて吸いきり、8数えて吐ききるいなと思えば数を減らします。
(6でも5でも4でも体がやりやすいと感じる長さでOK)

あとは、その時の自分の状況によって吸う息と吐く息のバランスを変えてみて下さい。

ポーズもいろいろある

ヨガのポーズは「アサナ」といって「今、在る」という意味があります。

数えきれないほどあるアサナの中から、1回のヨガクラスで5~10個程度行います。
毎日いくつかのアサナをして、いま自分についている筋肉を生かすだけで生活するのに充分丈夫な体を鍛えることが出来ます。

●片足立ちの「木のポーズ」●

歩行時には膝や股関節にかかる負荷は体重の3倍、階段では5倍、走れば8倍ともいわれています。
二足歩行の私たちにとって大切なのは“負荷の分散”。

「木のポーズ」ではグラグラしながら眠っている筋肉を呼び覚まし、感覚を活性して全身のバランスを整えます。

木になったつもりで地面から養分を吸い上げて、幹をとおって枝葉の末端まで送り届け、光を浴びて呼吸をします。

数回呼吸をしているあいだ“木”になってみましょう!

①片手で壁やイスをそっと触り、片足を持ち上げ、つま先を外に向けて床に置く。
・・・この足は、床に置かずに軸足の内ももに当ててもOK

② 壁に触っている反対の手を上に伸ばし、軸足の内ももを引き締める

③ 壁に触っている手も離して上に伸ばし、全身でよく伸びる

④ 両手をおろし、両足を着き自然体で立ってリラックスする

⑤ 反対側の足で①~④を同じように行う

大地や水、風や光、広い空など自然を感じる場所で行うとさらに良いでしょう。

落ち着きを取り戻したり、集中力が高まったり、元気が湧いてくるヨガのポーズです。

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